タイトル:A級モデルスカウティングリポート12
名義:倉本安奈
発売元:アリスジャパン
品番:DV-184
リリース:2002年いかにも雑フィルムの寄せ集めっぽいジャケットのオムニバス作品なのでスルーしそうになるが、「抜けるかどうか」だけで作品の良し悪しを計れないのが倉本安奈。「笑えるかどうか」を基準にするならトップレベルにあるのが本作だ。
AVデビューのための面接と称して応募者を食っていく内容で、出演者は広瀬奈緒美・紫龍愛美・姉崎今日子・坂本ゆか・大川みき・高柳有希・結城千夏・遠藤ひとみ・倉本安奈。どこかの雑然とした事務所でハメ撮りしたもので、無名女優は顔・身体ともに本当に素人レベル。生々しさだけで興奮するスキルを持っていないとキツいだろう。
倉本安奈は身長151cm、B78・W52・H80、23歳の大学院生というプロフィールで登場。ピンクのタートルネックセーターに白のコートとニット帽姿で、インタビューは自分からグイグイ淫語を言ったりノリノリの受け答え。独特のしゃべりとテンションで男優を困惑させまくる倉本安奈。
「チ◯ポの可愛さは濡れるって言うよりは母のような気持ちで愛しい」とか「可愛いものは咥えたくなるの、わかる?」というような謎会話を経てフェラ。自分で胸の小ささに言及するシーンでは「ワタシはしょうがないのダー!」などとおちゃらけて、とにかく1アクションごとに笑いを取りに来る感じ。
会話の中で「クリトリスは皮を剥くと指で触っても痛い」とか「挿入には拘らない」「優しいのがいい」など、プレイの嗜好についてコメントしていたりもする。激しくないソフトな挿入とピストンから、最後はフェラチオ&手コキで抜いて終了。最後は暴走する倉本安奈のひとり隠し芸大会になって爆笑必至。「変だと思ってるでしょワタシのことぉー!」とカメラにドアップで寄るシーンはマジで最高。
本番は中途半端だが一応発射シーンはある、という程度なので、性行為を含むコミュニケーションを観て楽しむといった趣きの作品。またカメラの寄りが大胆で、画面が「上半身だけ」、「顔全体」、「髪と目だけ」で占められるようなアップが多用されるため臨場感と迫力は強烈。
モザイクは荒く範囲も広いのが残念だが、倉本安奈のキャラクターが好きだというファンならチェックしておいて絶対に損はない内容だ。
裏ジャケットに倉本安奈が運転免許証を掲げている写真があることにも注目したいが、残念ながら本編映像にこのシーンは収録されていない。もちろん撮影用のフェイク免許証という可能性もあるが、女優が私服で撮影が事務所という低コスト作品で本編に映らないそんな小物をわざわざ用意するとも思えない。なにより倉本安奈の性格ならIDをチラ見せするくらいサラッとやってしまいそう。
裏ジャケ当該写真の実寸ですら1.5cm×1.5cmほどなので免許証はほとんど判読できないのだが、写真欄は地味な服装の女性が写っていて本物っぽさが漂う。名前欄は米粒どころか胚芽サイズなので読むというより目に飛び込んできた印象で推しはかるほかないが、どうやら姓名合わせて4文字っぽい。確信はないものの最後の文字は入り組んだ漢字に見えないので「◯◯◯子」ではないかと思う。
源氏名「倉本安奈」ではない、個人として実在する彼女に思いを馳せる超マニアックな断片記録である。
● 動画配信:
A級モデルスカウティングリポート12(DMM)
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